▶︎グラノーラの原材料

ここ数年で人気が高まり知名度も上がり、耳にすることが多くなったグラノーラ。
特にコロナ禍のステイホーム中は、
健康を意識しグラノーラやオートミールの消費量が増えたとか…
スーパーでも色々な種類のグラノーラやオートミールが販売されています。

さて、そのグラノーラやオートミール。
どんな違いがあるのかご存知でしょうか?

グラノーラとは、オーツ麦にメープルシロップやはちみつなどの甘味料、
植物油を加えて焼き上げたもの。
ナッツやドライフルーツなども入っています。

オートミールとは、蒸したオーツ麦の形状を加工し食べやすくしたもの。

ほかにミューズリーと呼ばれるものもあり、
こちらはオーツ麦をベースに何も味付けをしていないタイプのもの。

とそれぞれ区別されています。

そして、このグラノーラやオートミールの主な原材料が前述の「オーツ麦」
別名、燕麦(えんばく)とも呼ばれているイネ科の植物で雑穀の一種です。

▶︎オーツ麦のスゴイところ!

オーツ麦は栄養価が高く、もともとアメリカなどでは健康食品として
ヨーロッパでは病院食として食べられていました。

そのオーツ麦が持っているスゴイところをご紹介します。

  • スゴポイント① 圧倒的な食物繊維

お腹の調子を整えて食物繊維には、2種類あります。

ひとつは水に溶けやすい「水溶性食物繊維」
便を柔らかくする働きがあり排便を促します。
また、糖質の吸収が穏やかなので食後の血糖値の上昇も穏やかにしてくれます。
発酵性の特徴もあり、腸内環境が改善しお腹の調子を調える効果も期待できます。

もうひとつは水に溶けない「不溶性食物繊維」
水分を吸収・保水しお腹が膨らむことで腸の蠕動運動が活発になり便通を促します。
便の量を増やしてスムーズに排泄できるようにします。

  • スゴポイント② カラダ作りの要となるミネラ

オーツ麦は精製されていない穀物。外皮などが付いたままなので栄養価が高いと言われています。
私たちのカラダで不足しがちなミネラル分(鉄、カルシウム、マグネシウムなど)が豊富に含まれています。
いずれも、白米や玄米、食パンより含有量が多いのが特徴。
貧血の予防や歯や骨の健康にもつながります。

  • スゴポイント③ エイジングケアも期待大

オーツ麦に含まれている栄養素の中のビタミンE。抗酸化作用の働きで代謝アップや血行促進の効果もあります。
また別名「若返りのビタミン」と言われており、老化のスピードを緩やかにしてくれます。

  • スゴポイント④ 低GI食品でカラダケア

GIとは食後の血糖値の上がりやすさを表したもので、その食品の糖質の吸収度を示します。
オーツ麦は一般的に低GI食品と言われ、糖質の吸収が穏やかで体への負担が少ないとされています。
急激に血糖値の上昇によりインスリンの分泌が活発になると太りやすくなります。

  • スゴポイント⑤ 実はプロテインたっぷり

プロテイン(たんぱく質)は体をつくるための重要な栄養素。
不足すると、髪の毛や爪がボロボロになったり体の機能が低下し体調を崩しやすくなったりします。
しなやかなカラダ作りのためにも良質なたんぱく質は必須です。

オーツ麦に含まれるたんぱく質は植物性で、白米や玄米と比べて約2倍も含まれています。

▶︎まとめ

オーツ麦は精製処理をされていない穀物で、バランスよく栄養素が含まれています。
上記以外にも食物繊維の働きにより、コレステロール値の上昇を抑制したり
肌の炎症を緩和させたりする効果もあると言われています。

美容にも健康にも嬉しい効果が期待できる食材です。